【体験談】出産ー緊急帝王切開ー
1年5か月前、息子ピーナッツが生まれた頃の話。
わたしは元々は普通分娩のつもりでしたが、子宮口が十分に開き切らなかったため、
緊急帝王切開にて出産しました。
本陣痛~出産までの所要時間はなんと29時間。
頑張って耐えた自分に拍手を贈りたい。(笑)
ここでは実際の流れと費用にも言及しながら、陣痛から出産までをレポートします。
陣痛開始
予定日を5日超えた夜中。
軽い鈍痛があり目覚めてトイレに行くとどろっとした血の塊が出ていました。
これは今考えたらおしるしだったのかもしれません。
それから13時頃から陣痛と思われる痛みが不規則に出てきたので、
アプリで陣痛の間隔を記録し始めました。
夕方になり間隔が8分台になった為病院へ連絡。
初産婦のため進みが遅いことを考慮し、
もう少し痛みが強くなるまで自宅で様子を見るように言われました。
病院へ連絡した2時間後の17時頃、痛みがさらに強くなったため
再度電話すると入院の準備を持って来るように言われました。
病院到着
コロナ対策のため夫は立ち会いを許されなかったので
出産までに顔を合わせられたのは病院の入口の前まででした。
が、私たち2人とも、そこでもう会えなくなると思わず
夫とはさらっと別れてしまいました。(後で後悔)
ここからは孤独と痛みとの戦い。
陣痛室に入るとまず内診で子宮口が何cm開いているか
チェックしてもらいました。
もう、この内診が恐怖で、、しかしこれは出産まで何度も続きます。
段々と陣痛が激しくなり内診の痛みもカモフラージュされます。
その後PCR検査があり鼻の穴を棒でぐりぐりされました。
PCR検査は初めてでしたが、あんなに痛いのですね。
陣痛に耐える時間
19時頃から陣痛が激しくなり、ただただ耐えるしかない時間が続きます。
はじめの方はテニスボールとカイロで背中からおしりの穴にかけて
さすり息を深く吐いたらなんとか大丈夫でした。
朝が来るのが長いこと…
陣痛の間隔は5~6分が長く続きました。
促進剤投与
2日目の朝に促進剤を投与されました。
そのため陣痛の間隔が縮み、痛みに耐えるためにはもう叫ぶしかありませんでした。
特におしりの穴に激痛が走りました。。
陣痛がきている最中に内診があるのが辛くてたまらなかったです。
力が入って脚は常にガクガク震えていました。
破水
夕方になり、子宮口が7~8cmまで開き、先生の内診中に破水。
びっくりするくらいの水が下から出てきました(笑)
赤ちゃん、だいぶ降りてきてるよーと言われ、
もうすぐかな、と喜びました。(しかし実際はまだまだだった)
子宮口7~8cmから中々進まない。
裂けてもいいからいきんじゃだめ?
本当に10cm開くまで待たなきゃだめ?と
早くこの痛みから解放されたくてもう泣くしかなかったそんな時。
他の人のお産が始まり助産師さんは皆そっちに付きっ切りに…。
背中をさすってくれる人は誰もいない。
お産を頑張っているその人の声を聞きながら、
わたしは発狂したようにフーフー息を吐いていました。
赤ちゃんの声が聞こえてきて、おめでとうと思うと同時にうらやましく、
私も会いたい~~~と思いながらさらに大きく叫びました。
少しずつ助産師さんが戻ってきて
内診してもらうとやはりまだ8cm弱とのこと・・・
本人がいけるならもっと促進剤を入れて下から産めるようにしよう、
という先生方の声が聞こえてきました。
正直、もうムリ!!という思いと、
少しでも下から産める望みがあるなら耐えたいという思いが交じっていました。
「背中をさすってもらえるならもう少し頑張ります」と伝えると
「もちろん!!」と先生と助産師さんが心強く快諾してくださり、
促進剤をさらに投入され、陣痛の間隔は3~4分に。
先生たちは付きっ切りで背中をさすって励ましてくれました。
(これなしでは本当に無理だった、、)
緊急帝王切開手術、決定
19時半。
先生:「うーん。9cm届かないくらいかな。」
それくらいだったら産める?と一瞬喜びましたが
やはり子宮口の開き具合が不十分で、
かつ赤ちゃんがしんどくなってきていること、
母である私も、もう限界であることを考慮し、
緊急帝王切開をすることになりました。
この時点で病院から夫や両親に連絡がいきました。
下から産めなかった、、という落ち込みの気持ちよりも
やっと会える!!というワクワクと、
この陣痛以上の痛みはもうないだろう!という嬉しさでいっぱいでした。
ここからどんどん手術の準備が進められていきます。
着替え、除毛、点滴などがスムーズに。
もうなんでもやってくれ状態の私。
初めての手術でドキドキだったけど、
ドラマの世界のような、新たな世界を知った気分。
緊急帝王切開手術スタート
20時15分。
麻酔が始まると同時に激しい頭痛、息苦しさ、肩の痛み、胸の苦しみに襲われましたが
意識はありました。
ぐりぐりと下腹部を切られている感覚はありましたが痛みはなく、不思議な感じ。
始まって約10分後に長男、ピーナッツ誕生!
産声が聞こえてきて助産師さんが見せてくれました。
やっと出てきたね、会えたね。夫似のかわいい子。
色んな思いが溢れて涙が出ました。
術後の状態
立ち合いや面会が一切許されなかった病院でしたが、
帝王切開になったおかげで、夫は生まれてすぐのピーナッツの姿を
見ることができたそうです。よかった!
終わったら全身に痛みが走りました。
脚は麻痺している感覚で、お腹には激痛が。
1日目はまだ麻酔が聞いていたので寝ることができましたが、
翌日は全く寝ることができませんでした。
1~2日で歩くリハビリをしつつ、授乳の練習。
ボロボロの身体で母デビュー。
我が子の眠った顔を見ることで、何とか頑張ることができました。。
かかった費用は?
出産費用明細書より
分娩介助料5万円
新生児管理保育料10万円
産科医療補償制度1万6,000円
一部負担金19万8,860円
その他2万円
の合計38万4,860円。
出産育児一時金等の直接支払い制度を利用したので、
窓口では出産費用に関しては一切払っていません。
息子の、拡大新生児マス・スクリーニング代として、6,000円のみ支払いました。
また、かかった費用は出産一時金の42万円より少なかった為、
加入していた健康保険に申請をし、
3か月後に差額35,140円の払い戻しを受け取ることができました。
出産をしたのに、プラスでお金を受け取ることができ、国の制度に感謝です。。
手術後の身体の回復具合については、後日に別で投稿したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
2件のコメント
James R. Johnson
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ayakoe
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