ベルギー人夫の日本語レベル
夫は今年独学で日本語能力試験のN3を取得しました。
これまでにかかった時間は独学7年、日本在住3年。
N3のレベルとしては一般的にいえば日常会話レベル。
簡単でゆっくりな日本語であれば、コミュニケーションがとれます。
独学でここまでできるようになったのはすごいと思うし、勉強を続けてきた夫を誇りに思います。
しかし、日本に住み続ける上で、まだまだできるようにならないといけないこともあります。
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夫がまだできないこと
①日本語で電話できない
自分の母国語ではない外国語を電話で聞き取ることは難しいです。
電話だと相手の様子が分からない上にジェスチャーも使えないため、
コミュニケーションが取りづらいですよね。
夫にはまだ難易度が高いようで、電話予約や手続きはいつも私がしています。
このような状況のため、職場や病院に提出する緊急連絡先には夫の番号の代わりに母の番号を記載しています。
②日本語で仕事できない
日本語が思うように聞き取れず話せないため、日本語環境のもとで仕事ができません。
そのため、夫の日本での初めての仕事は、英会話講師という、英語が話せさえすればできる仕事でした。
その後、転職先を探しましたが、希望の職種では日本語を話せることが前提の会社ばかりだったので、働けそうなところを見つけることができませんでした。
③日本語で大事な手続きができない
役所での手続きや、引越しの手続き、書類の作成も夫にとっては難易度が高いため、
すべて私が担当しています。
夫には内容を相談することはできますが、作成自体をお願いできません。
特に労力を要したのは在留資格の申請と引越しの時です。
なぜあんなに記入することが多いのでしょうか^^;
しかし、次回の引越しでは夫主導でやってみると宣言していたので、大いに頼りたいと思います。
夫ができるようになってきたこと
・個人経営のお店へ一人で行って会話する
・予防接種などやることが決まっている子供の病院の付き添い
・馴染んできた歯医者へ一人で通院
・お店の店員さんへ商品について聞く
上記は大人であれば出来て当然のことではありますが、外国人の夫にとってはビッグステップです。
本人も顔見知りのお店や病院ができて嬉しそうです。
少しずつ、息子より少し先に、できることを増やしていってもらえたらなと思います。
妻としての思い
夫が母国を置いて日本に来てくれた。
私には夫を呼び寄せた責任があり、来てくれたことへの感謝もあるため、
夫にとって難易度が高いことは私がやるべきだと思っています。
これくらいやってくれたらいいのにな…そう思ってしまう時があれば、
夫の立場になって考えるようにします。
もしも私が外国人としてベルギーに住んでいたら?
本人も、N3を取得した後も日本語の必要性を自覚していて、毎日欠かさずに勉強しています。
この調子で少しずつできることが増えていくと、お互いにとってより暮らしやすくなると思います。
妻として、日本語のネイティブとして、できる限りサポートしていきます。
※今後の夫の成長に興味がある方は、よかったら夫のyoutubeをみてみてください。
https://www.youtube.com/@voylinslife
夫は8月からは日本語で動画を投稿していく予定です。
お読みいただきありがとうございました。