【ベルギーから学ぶ】人との接し方
先日家族で夫の実家があるベルギーに行きました。
夫は3年ぶりの帰国。私は3回目、息子は初めてのベルギー。
滞在を通して、ベルギーから取り入れたいと思った「人との接し方」を見つけたので、
ここで共有したいと思います。
ハグやキスの挨拶で心もほっこり
ベルギーでの挨拶はハグとほっぺにキス。
会ったときとお別れのときにします。
夫の住む地域では、ほっぺのキスは大体左右で1〜2回、
ものすごく久しぶりに会った時であれば4回します。
慣れていない私は止め時やどう反応したらいいか分からず戸惑うこともありますが、
夫の家族からギューッとハグをされ、身体のみではなく、心も温かくホカホカになりました。
愛を感じたからだと思います。
そこで気付いたことがあります。
日本で、家族以外の人とハグをしたり握手をしたのは随分前だと。
小さい時は何も構わず友達に抱きついていたのに。
いつの間にか、そんな仲良かった友達とも疎遠になって、
電話よりもラインでやり取りして、会っても距離を取りながら一度も触れずにバイバイ。
その距離感こそが、日本の文化なんだと思いますが。
日本人は人との距離を取り過ぎなのかもしれないと思いました。
相手のこと、他人のことを気にし過ぎて、各々のプライバシーを大事にし過ぎで、
繋がっているようには見えても実際は個々で孤立しているのかもしれません。
せめて、家に来てくれた友達にはベルギーの文化を取り入れましたという名目で
会った時とお別れの時にハグさせてもらおうと思います。(許可はとります(笑))
見ず知らずの人でも気軽に話しかける
ベルギーでも個人同士が不用品を買って売ることができるサイトがあるのですが、
その受け渡しは大体お家です。
匿名でのやり取りはありません。
取引のために来た人と、30分世間話をする、、なんてこともあります。
家の修理に来てくれた人にもコーヒーを出して世間話をします。
初めて行ったレストランの店員さんや、銀行の受付の人と立ち話をします。
一方日本では、見ず知らずの人に話しかける人は少ないと思います。
知らない人にきっかけもなく声をかけられたら、勧誘かナンパの2択。
そんな印象もあると思います。
訪問修理や、買い物の際も必要最低限の会話のみをし、
交通機関やお店では誰とも目が合わない印象です。
日本では小さい頃から
知らない人には付いていかないと学校や家で言い聞かされます。
しかしそれがいつの間にか、
知らない人=どんな人か分からない=皆危険
みたいになっている気がします。
確かに気を付けないといけないことはありますが、
それにしても避け過ぎでは?と思うこともあります。
ベルギーでの、見ず知らずの人にも気軽に話しかける文化を肌で感じて、
わたしも日本で実践したいと思いました。
皆同じ人間。
出会ったのもご縁。
知らない人でも気軽に話しかけることが普通になれば、
よりお互いを思いやり助け合える、明るい社会になるのではないかと思います。
わたしは接客の仕事をしていますが、必要な会話以上にお客様が心を開いて
色んな話をしてくれる時ほど、楽しいことはありません。
良いお天気や息子のわんぱくさを会話のきっかけとして利用させてもらい、
気軽に周りの人に話しかけていきたいです。
おわりに
日本人の礼儀正しさや、運転の仕方、お互いを気遣うところ。
今回のベルギーでの滞在を通して、
そこは逆に夫も私も改めて良いところだなぁと実感しました。
日本の良いところに感謝しつつ、ベルギーの良いところを日本にいながら
できる範囲で取り入れたいと思います。
今回の長期フライトのレポや滞在については、今後投稿していきたいと思います!