暮らし

つわりが辛い人へ

花の香りが漂う生ぬるい風。

春が来ると、私はつわりで苦しんでいた頃を思い出します。

この記事では、現在進行形で苦しんでいる方へ、少しでも支えになればという思いで、

私のつわり体験談を共有します。

そもそもつわりとは

妊娠初期の5週目頃から吐き気や嘔吐、食欲不振などの症状のことで、

約8割の妊婦さんが経験するといわれています。

症状が重く、体重減少や脱水傾向などがある場合は妊娠悪阻と呼ばれます。

つわりや妊娠悪阻は、妊娠に伴うホルモン変化などが発症に関与していると考えられていますが、

個人差も大きく、明確な原因は分かっていません。

一般に妊娠12週~16週目前後で症状が消えるといわれていますが、

妊娠後期につわりが生じる妊婦さんも少なくありません。

種類と期間

つわりが始まったのは妊娠6週目の時。

2人目だったので何となく「あれ、今回はあまりないかもしれない!」と喜んでいたのも束の間。

来ていないだけでした。

起きたらなーんか気持ち悪い、、から始まり、冷蔵庫の臭いやご飯の炊ける臭いも次第にアウトに。

食べつわりと吐きつわりがあり、起きている時間がずっと苦痛でした。

食べないと気持ち悪いのに、いざ食べると吐いてしまう。

食べては吐いての繰り返しで、はやく時間よ経てと願うばかりの毎日。

つわり初期の頃は仕事をしていましたが、段々と辛くなっていきました。

電車通勤。

座れなかった時は最寄り駅を降りたら一旦ベンチへ座りに行かなければ歩けない。

職場に着くと、食堂の前は息を止めて通過。

お昼ご飯はいつも食べていた定食なんか食べられなくて、冷たいおにぎりを口にする。

仕事をしながらも、気持ち悪さがこみ上げてくるので、

それを止めるために飴やハイレモン、こんにゃくゼリーなどを食べて違う口にし、何とか持たせる。

気持ち悪すぎて、仕事後は休憩室で飴を舐めながら横にならないと帰れないほど。

普段は立ち仕事や力仕事も多いのですが、お気遣いで座ってできる仕事をさせていただいていました。

しかし、とうとう身体がどうしても勤務できる状態ではなくなり、

約1カ月と10日(妊娠8週目〜13週目の時)お休みをいただくことに。

傷病休暇か有給か迷いましたが、

入院するほどの妊娠悪阻ではなかったため傷病手当がもらえるか不安だったこと、

出勤数や給料が減って出産手当金や育児休業給付金が減る可能性があることを避けたかったことから

有給を選択しました。

有給はかなり減ってしまいましたが、育休中に増えるためあまり気にしませんでした。

13週に入り不安の中復帰をしましたが、仕事をしだすと気が紛れたのもあり何とかなっていました。

お昼ご飯には定食もメニューを選びながら食べられるように。

気持ち悪さが晴れ、ちゃんと落ち着いてきたのは15週くらいでした。

対策と過ごし方

水を多めに飲む

麦茶や水の味も気持ち悪くなりましたが、忘れずに水分を多めに取った時につわりが少しマシになりました。

ボトルに水+レモン果汁を加えたものを常備して飲んでいました。

お菓子袋持参

空腹になった時にすぐにつまめるようにおせんべいや飴、クラッカー、ラムネをいれたポーチ、

万が一吐き気を催した時に吐けるビニール袋を常に横に置いていました。

(実際に職場で吐くことはありませんでしたが、お守り代わりにあるといいです)

豪快な暇潰し

子どもがいると厳しい時もありますが、夫や両親がいれば見てもらい、

自分はシリーズものをずっと見て時間を過ごしていました。

おすすめはアメリカのシリーズ「Lost」。

6シーズンあるため、つわり期間にぴったりな長さです。

体調が良くなくてもスリルや面白さを感じることができました。

電車通勤時は座れるよう工夫を

少し早めに出てピーク時を避けたり普通車に乗ってでも座れるようにしました。

個人的にはつわりがある妊娠初期にこそ、優先座席に座りたいと感じました。

身体つきでは周りからは分からないので、マタニティマークは必須でした。

辛いときは周りを頼る

申し訳なさで無理をすれば、余計に悪化してしまう可能性もあります。

私は勤務時本当に苦しくて電話が取れなくなった際、

有り難いことに周りの方から声を掛けていただき休ませてもらうことができました。

その時は「いまは感謝して休ませてもらい、元気になれば貢献しよう」と思いました。

食べられたもの

食べても吐くことが多かったので食事は楽しくなくなってしまいましたが、

臭いがマシなものや冷たいものは食べやすかったです。

下記はそんな食べ物の一覧です。

冷えた炊き込みご飯

冷えたちらし寿司

冷えたおにぎり

冷えたスープ

卵豆腐

プチトマト

果物

ゼリー

ラムネ

クラッカー

和菓子

中でもつわり期に家族にもらった伊藤農園のジュレは朝一飲みやすかったです。

今つわり中の方へ

赤ちゃんがいる。

喜んでいたのも束の間、つわりが始まって、いつ終わるのか分からなくて辛い。

すごく分かります。

つわりの度合いは人によりますが、多くの女性が通ってきた道。一人ではありません。

時間は止まることはないので、いつか終わります。

赤ちゃんが成長している証拠と思い、

何とか自分の好きなことや熱中できることをして時間を使ってください。

布団に包まりながらテレビ見る、携帯さわる。それしか出来なくても大丈夫。

お腹の中で我が子を守っているから。

元気になったら美味しくご飯を食べられる。

来年の今頃は我が子を抱っこしている。

そんな未来を励みに、しんどい時期ですが乗り越えてください。

あとがき : 妊娠期の思い出

トイレで吐いていると、

夫が見に来て「血が出ている!」と叫んでいたが 実際はいちごだったこと。

わたしが吐く度に2歳の息子が「ぉえー!」と真似をしていたこと。

母が作ってくれて父が届けてくれた、冷たい炊き込みご飯のおにぎりが美味しかったこと。

優先座席を譲ってもらった時、世の中まだまだ捨てたもんじゃなくて優しい人がいると気付いたこと。

産後は外に出たら助けが必要な人がいないか、アンテナを張ろうと思ったこと。

出産後のいま、すべてが良い思い出となり良い経験だったと言えます。